無敵超人ザンボット3 全話解説
第3話 ザンボット3出現!

脚本:荒木芳久 絵コンテ;泰泉寺博 演出:行田進

 駿河湾へのビアルU世、ビアルV世の合流が迫り、神ファミリーのチームワークの強化を図る機会が近付く。だが、勝平は宇宙太と恵子と協力することに反発する。何故なら他の2機が戦車と偵察機にすぎないだからだ。そのまま勝平はザンボ・エースで出撃してしまい、香月と剣を交える奉納試合へ向かってしまった。
 ところが、街では城や観光客が空からの雷で、ガラス細工になってしまう怪現象が起こっていた。ザンベースとザンブルは怪事件の調査へ向かった所、2機はメカブースト・ガビダンに襲われてしまう。その最中香月と勝平の試合が行われるが、2人のピンチを前に勝平は試合を捨てて現場へ向かう。
 ガビダン相手にザンボ・エースは戦うが、仲間の協力なしでは上手く戦えない。その頃3機のマシンを研究していた一太郎は新しい事実に気づいた。それは3つのメカが一つになって正義の姿・巨大ロボットザンボット3に合体することだ。だが、当の3人。特に勝平にはチームワークが芽生えない。グレネードランチャーでガビダンの胴体を攻撃すると、突如逃げていたガビダンが爆発を起こし、本体が姿を現した。ザンボマグナムをライフルに組み立てて反撃にでるが、他の2機が熱線によって炎上してしまう。このままでは2機が爆発するのも時間の問題。一太郎からは合体命令が下るが、本人にその気はない。遂に堪忍袋の緒が切れた一太郎はリモコンでザンボ・エースを停止させる。チームワークのとれない勝平は神ファミリーに無用。こうなったら家族で玉砕する事を選んだ。
 絶望的な状況を前に勝平は遂に合体することを決めた。バリアーで炎を振りはらい3機はザンボット・コンビネーション。今3機の眼かが一つになり、ザンボット3が登場したのだ。ガビタン相手にザンボットグラップで反撃開始。そしてザンボットカッターでガビダンを十文字に切り裂いた。
 遂にザンボット3が登場。そしてビアルU世、V世が駿河湾に到着。いよいよキング・ビアル完成が目の前に近づいてきた。


合体!ザンボット3
 さて、合体です。合体といえばコン・バトラーXとボルテスXが先ですが、ここまで切羽詰まった感のある初合体はないでしょう。最も勝平が単独行動で仲間を危機に陥れることが原因ですが。この理由も他の2機と違ってザンバードがザンボ・エースに変形することからでしょう。そして勝平の慢心を叩き直す為に一太郎がリモコンで操縦を停止させて、家族で玉砕しようとする覚悟っぷりも見どころ。玩具での機能を逆手にとって、勝平の成長を促すエピソードに仕上がっている所は見どころです。


今回の突っ込み

香月が勝平に反抗するのは、おそらく第2話で花江さんが香月に事実をポロリと言ってしまったからかもしれません。当たり前のことを言っただけですが、現実的なこの世界では香月がああいう態度を取るのは最もかもしれません。もう少し気を利かせて花江さんが上手いこと言ったらどうなったか気になります


次回予告

勝平達の奮戦も虚しく、街は廃墟と化してしまった。我々神ファミリーは人々の怒りを背に巨大な基地の合体を開始する。明日の為にも急がねばならない。
次回ザンボット3「集結!キング・ビアル」さぁて、どう戦い抜くかな……

BACKBACKNEXT

inserted by FC2 system