超電磁ロボコン・バトラーV 全話解説
第39話 男だ大作!ど根性戦法

脚本:田口章一 絵コンテ:高橋資祐 演出:上原一夫 作画監督:高橋資祐、金山明博(総作画監督)


 擬似的に盲目の状況を設定してのバトルマシンのトレーニング。バトルタンクがトレーニング中に崖から転落しそうになるが、大作は目隠しをした状態で窮地からの脱出に成功する。このファイトに一同が喜ぶ所、南原コネクションにはある人物が面会にやってきた。彼女は西川虎子。大作のおばだが、そのおばがとんでもないパワフルな女傑。四ツ谷博士との飲み勝負で彼を下し、大作に会う為に食堂まで殴り込みをかけてくる程だ。
 そんなお虎ばあさんとの再会に喜ぶ大作達。だが地球のマグマを操るマグマ獣・ダゴンダがコネクション付近に出現。バトルマシンが迎撃に出るがダゴンダのマグマ弾が次々とバトルマシンにマグマをへばりつかせてしまい、唯一健在のバトルタンクで大作は突撃しようとするが、四ツ谷博士により自動操縦に切り替えられてしまい、敵を目の前にして撤退する事になってしまう。
 南原コネクションに向かうマグマの波。バトルマシンのマグマを取り除くまでは1時間はかかり、その間はバトルタンク以外を出撃させる事は出来なかった。お虎ばあさんは敵に背中を見せる大作は情けない、何としてもマグマを追い払う作戦を立ててほしいと頼みこみ、四ツ谷博士は最終防衛バリアーがマグマに持ちこたえている隙に、バトルタンクが海へ繋がる通路を繋げて、マグマを海へ長り込む作戦を思いつく。この作戦は危険が高い作戦だが、大作は男は一度は命を捨てて戦わなくてはならないとお虎ばあさんから教わり、その教えを信じて作戦に志願。ダゴンダからの妨害に耐えてマグマを海へ流し込む事に成功する。
 作戦の成功と同時にバトルマシンのマグマが取り払われた報せが入った。コン・バトラーVにすかさず合体してダゴンダを超電磁スピンで葬り去る。今回の勝利は大作のおばから教わったど根性戦法によるものだ。


大作、ど根性を教えたおばへ捧げる勝利

大作回。やはり冒頭のお虎おばさんが色々強烈です。女性でありながら、加藤修さんの演技といきなりアップで登場する顔に名無しもビックリです。四ツ谷博士が驚いて思わず彼女を司令室へ招いてしまった理由もわかる気がします。とにかく豪快な性格故に、大作のど根性も本当に彼女に仕込まれたものなんだなぁとしみじみ。冒頭の視界を遮ってのトレーニングネタとマグマ除去作戦のネタは、やや不向きなミッションながらも、持ち前の根性で奮闘する姿がはっきりしていていい感じ。ただちょっと時間が足りなかったようで、最後はコン・バトラーVが勝利して終わりなのはちょっと物足りない気がします。虎子おばさんとの絡みも見たかったなぁとの気もします。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告(ナレーション全話・キートン山田)

恐るべきコピーマシンの魔の手がバトルチームのメンバーを狙う。戦闘の最中、突然コンバインを解いてしまった南原ちずるの正体は何か。マグマ獣マリオネラのトリックを豹馬たちのチームワークが打ち破る!
次回コン・バトラーV「衝撃!ちずるは偽物だ」にレッツ!コンバイン!!

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