超電磁ロボコン・バトラーV 全話解説
第44話 見事!ケロット撹乱戦術

脚本:辻真先 絵コンテ・演出:斧谷稔 作画監督:谷口守泰、金山明博(総作画監督)


 マグマ獣に改造されようとしていたマザーンは麻酔がさめて、生まれたばかりの子供を守る為に製造工場において暴走を起こす。しかしワルキメデスの手により親と子は引き離されて、母親はマグマ獣として改造されるのであった。
 次期バトルチームに子供二人が入る事を信じ、木兵衛はケロットの猛特訓を始めており、バトルチームの面々は審査員として付き合わされていた。だがそんな時にマグマ獣マザーンが出現。バトルチームは出動するが、マザーンの鋭利な爪で切り付けられ、毒ガスが破損した個所からコクピットに侵入してくる。  
 これによりコン・バトラーVを操縦する事が出来なくなり、バトルチームは絶体絶命の危機に陥るが、ケロットが到着するとマザーンは何故かケロットを追い始めた。それはケロットが引き離されたマザーンの子供の姿を重ねたからだ。一木兄妹は何故マザーンが自分を追うかは分からないが、コン・バトラーVとバトルチームの回復の時間を稼ぐには絶好の機会とマザーンを必死に引き寄せる。
 ケロットの囮戦法が、バトルチームの回復までの時間を稼いだ。再び出撃したコン・バトラーVは風上に立って毒ガスを跳ね返して反撃を開始するが、マザーンは分身を生み出してコン・バトラーVを撹乱する。どれが本物か探り当てる為にケロットが自分の存在をアピールするが、足を滑らせてしまい底なし沼にはまってしまう。ケロットの危機を前にマザーンは分身を消滅させてまで、我が子そっくりのケロットを救い、その隙を突いてビッグブラストがぶち込まれ、超電磁スピンでマザーンは破壊されたのだ。
 戦いが終わり一木兄妹はマザーンがケロットを追いまわした理由は、マザーンの子供と思ったからではないかと考え、マザーンの冥福を祈るように花を投げた。


撹乱戦術の中で一木兄妹が目にしたものは
 久々にケロット登場。コン・バトラーVの気をそらす活躍をするのですが、マザーンの最期を前に一木兄妹もマザーンはケロットを子供のように思っていた事に気付き、花を投げるシーンが印象に残りました。今まではコン・バトラーVの力になろうと応援したりケロットで出撃した彼らの目にも、戦いの中には犠牲者がいる事を気付き、それもまた兄妹が成長するには必要な出会いだったのかもしれません。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告(ナレーション全話・キートン山田)

超電磁スピンを破るワルキメデスの新たな作戦とは何か。エネルギーゼロとなったコンバトラーVをマグマ獣スカルプの二段攻撃が襲う。コンバインアウトした豹馬たちの頭上に連続攻撃の恐怖が炸裂する。
次回コン・バトラーV「敵の秘策!スピン封じ」にレッツ!コンバイン!!

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