超電磁ロボコン・バトラーV 全話解説
第48話 敵に超強力ロボ出現!

脚本:五武冬史 絵コンテ・演出:寺田和男 作画監督:坂本三郎、金山明博(総作画監督)


 ワルキメデスは秘密兵器ともいえる戦闘ロボサキューンを完成させた。この事を今まで明かされなかった事でのけものにされたと思い込んだダンゲルは出撃を拒否したが、ジャネラの脅迫により渋々出撃する事になる。
 サキューンが南原コネクション付近に出撃したが、何故か警報は発生しなかった。敵は巨体であるにも関わらずだ。サキューンを前にバトルマシンでの攻撃が通じず、コンバインしようとした所サキューンは突如分離し、各機に張り付いてしまう。これこそワルキメデスの秘策であり、電磁力で各パーツがバトルマシンに張り付いた時、赤いボタンを押す事でサキューンは爆破してバトルマシンを葬り去る。このワルキメデスの計画だがダンゲルは作戦も勝手に兄に決められた事が面白くないようで作戦の遂行を拒否。爆薬を仕掛けたのならばそのまま南原コネクションに着地させて、コネクションごとサキューンの爆弾で吹き飛ばしてやると言い出した。この弟の強硬的な態度にワルキメデスは仕方なく作戦を飲み、南原コネクション爆発の為には爆薬が足りないと、海底に設置した前線基地へ急げとの命令に従い、ダンゲルが基地へ向かった所、ワルキメデスは海底基地にダンゲルごとバトルマシンを封鎖させる。戦闘指揮官であるなら戦場で散ってこそ本望との弟ごとコン・バトラーVを葬り去ろうとするが、死ぬわけにはいかないとダンケルはパーツをバトルマシンから分離させて脱出。海底基地の爆発にも寸での所でバトルマシンは脱出に成功した。
 ワルキメデスの秘策はダンゲルの独断により失敗し、戦闘の指揮はダンゲルに委ねられた。バトルマシン各機はサキューンのコンバイン破りを阻止する為に全速力で逃れたが、バトルマリンがバトルタンクを空輸している関係上スピードを出す事が出来ない。しかし、小介は山のトンネルを発見。サイズの関係からサキューンが通過する事が出来ない場所をくぐってコン・バトラーVへドッキング。サキューンの強固な装甲に苦戦を強いられたが、ビッグブラストの零距離攻撃が意表を突き、ダンゲルはうっかりサキューンの自爆装置を起動させてしまう。捨て身の戦法でサキューンの自爆でコン・バトラーVを巻き込もうとするも、超電磁タツマキに動きを封じられてしまいそこまで。サキューンは役目を果たすことなく自爆してしまった。


超強力ロボも兄弟喧嘩の前に……

 今回特に印象に残る点はワルキメデスとダンゲルの兄弟喧嘩。のけ者にされた事が原因で操縦拒否→適当にやられようと考えながら出撃し、兄のコンバイン封じを拒否→作戦担当は自分だとコン・バトラーV破壊からコネクションごとの破壊を主張する弟→弟をうまくだまして弟ごとコン・バトラーVを爆殺すると企む兄→それを知り命惜しさに弟が脱出しコン・バトラーVの生存を許してしまう……いやぁ〜兄弟喧嘩って凄いな〜(棒読み)なんとなくダンゲルの方に問題があると思うような展開で、ラストもジャネラがダンゲルにどう借りを返そうとかコメントしています。この頃からダンゲルの運命が危うくなったのではと。


今回の突っ込み

今回のサキューンをマグマ獣ではなくロボットだから大した事がないとコメントするバトルチームの皆さん。特にマグマ獣との大差はありませんし、ロボットだから大丈夫というのもどうかと……。


次回予告(ナレーション全話・キートン山田)

死神との再会が父母を失った豹馬の過去を蘇えらせる。突如、四ッ谷博士が編成した第二コン・バトラー隊の持つ意味は何か。マグマ獣イカロスタの攻撃にバトルチームはコンバインを封じられてしまった!
次回コン・バトラーV「体当り!ジェット2号」にレッツ!コンバイン!!


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