無敵鋼人ダイターン3 全話解説
第15話 コロスとゼノイア


脚本:荒木芳久 絵コンテ・演出:広川和之 作画監督:田島実


 赤い霧が海に現れて、遊びに来たビューティ達がさらわれてしまった。万丈は旅客機や旅客船が次々と消滅していく魔の四次元事件と見て捜査と救助の為にダイターン3を出撃させる。だがダイターン3は謎の光によって無重力空間へと閉じ込められてしい、弦に絡まってしまう。万丈はマッハアタッカーを離脱させてビューティ達を探すが女性コマンダー部隊に捕らわれ、四次元空間を生み出したコマンダー・ゼノイアの元へ連れて行かれてしまう。
 ゼノイアにビューティ達の場所を聞くと、彼女から長剣を渡される。決闘して勝てば教えてもらえると言う事である。だが万丈は剣ではなく愛用のライトセイバーを手に一騎打ちを繰り広げる。 しかしゼノイアの髪を切ってしまった事が彼女の怒りに触れるきっかけになり、部下達に取り押さえられてしまい万丈はビューティ達を救いたければ自分のしもべになれと脅迫をかけてきた。そんな彼女にコロスが与えた命令はドン・ザウサーから次の指示が下るまで待機しろということである。しかし、ゼノイアにはそれが気に食わない。ドン・ザウサーの片腕になるには彼女の存在が邪魔としか思えなかったからだ。
 万丈はメガノイドへの願望を強める洗脳液に漬けられて牢へ閉じ込められてしまうが、抗体を口に含んでいた事もあり、洗脳を免れビューティ達の救出に成功する。万丈を逃がす訳にはいかないとゼノイアはメガボーグへ変身してダイターン3へ襲いかかる。ギャリソンミサイルによる空間逆転効果で空間の亀裂を見つけ、脱出を試みるがゼノイアが絡みつき、口から入り込んだ触手で万丈を連れ去ろうとする。
 しかし至近距離からのサンアタックがゼノイアを退けダイターンジャベリンの連発で彼女を壁に叩きつけて四次元空間から脱出する。しかし四次元空間を破壊された彼女にとってダイターン3は意地でも立ち向かわなくてはならなかった。彼女のナンバー2への羨望とコロスへの嫉妬がダイターン3を追い詰める。日輪よ力を貸してくれ……二度目のサンアタックがゼノイアを粉砕した。


ゼノイアはコロスに嫉妬を燃やす訳なんだけど
 ゼノイアは弥永和子さんの演技もありいい感じ。この人は本当に嫉妬深い女性を演じるのが上手いなぁと思います。とまぁ今回のポイントはそれくらい(あと万丈の脱出劇かな?)で、コロスへのゼノイアの嫉妬がなんかあまり描写されないまま終わってしまった感じもします。正直最初からコロスとゼノイアの葛藤辺りを描いていればよかったかもしれません。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告(ナレーション全話・鈴置洋孝)

突如、町のど真ん中で僕たちを襲ってきたブルー・ベレーとは何者か?メガボーグ・ヤンガーが出現するとき、仲間に裏切られた若者の、孤独な怒りが激しく燃え上がる。
次回無敵鋼人ダイターン3「ブルー・ベレー哀歌」にカムヒア!

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