ゲッターロボ 全話解説
第2話 決戦!三大メカザウルス

脚本:上原正三 演出:生瀬明憲 作画監督:野田卓雄


 メカザウルス・ズウ、ザイ、バドに空海陸で包囲されたゲッター1。数の上でも不利だが、ゲッターチームにはさらに大きな問題を抱えていた。それはムサシが爬虫類を大の苦手としており、爬虫類への恐怖がとうとう爆発してしまい敵前逃亡してしまい、援護に駆けつけたコマンドマシンも撃墜されてしまいミチルも負傷してしまい、早乙女研究所は大破してしまう。
 ゲッター計画を中止すべきだとの妻の和子の意見に反して、早乙女博士は死んだ達人の為にもゲッター計画を挫折させる訳にはいかなかった。幸いゲッターロボは地下工場で修理すればなんとかなる為メカザウルスを擁する恐竜帝国に立ち向かえる手立てはまだ残されている。早乙女博士はムサシに代わり自らが操縦するつもりだが、ムサシは爬虫類が苦手な点から恐竜帝国との戦いにはお呼びでない。リョウに爬虫類克服の方法を聞こうとするも、意気地無しの彼には付き合ってられないと冷たい様子。だがハヤトはある方法を思い付き、子供達に一匹百円でカエルを集めた。
 ハヤトは地下の部屋に1時間ムサシを閉じ込める。その部屋にはヘビやカエルの群れで埋め尽くされており、室内で彼は気絶してしまう。彼はミチルに助けられるが、これでいいのかと疑問を抱きある行動に走る。
 その頃、三大メカザウルスは東京への攻撃を開始した。炎上する東京の危機を救うにはゲッターロボしかいない。早乙女博士がベアー号へ搭乗しようとしたがコクピットには既にムサシが自らを座席に縛り付けている状態だった。ムサシを信じゲッターチームは出撃。地中へ潜行するザイに対し、地上戦用形態ゲッター2へ合体。ゲッタービジョンでザイを翻弄し、ゲッタードリルで逃げるザイに風穴を開けて粉砕。空飛ぶバドにはゲッタートマホークで真っ二つ。残るズウは水中戦に長ける機体。ゲッター1は水中戦に適していない為ズウの尻尾に巻き付かれて深海へ引き込まれようとしてしまう。しかしゲッタートマホークで尻尾を引きちぎって脱出。水中戦用のゲッター3へ変形した時ムサシがメインでメカザウルスと対峙する事になる。ムサシはミチルの為に柔道精神で突撃し、ゲッターミサイルをズウの口内にぶち込んで勝利を収めた。この敗北に帝王ゴールは新たなメカザウルスの開発を開始した。


お披露目、驚異の三変化(後編)
 空海陸との敵が登場し、本家ゲッターもついに3変化をお披露目。ゲッター2、ゲッター3の個性がはっきりわかる好印象な回。マジンガーZと差別化するにはちょうどいい回でしょう。
 そしてやたらと足を引っ張りそうな(笑)ムサシですが、そこはやはりご愛嬌ということで。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

突如怪しげな気球が東京じゅうにペンキの雨を降らせたが、それは恐竜帝国の東京侵略の前ぶれだった。無数に増えるメカザウルスを相手にリョウ達は陽動作戦を開始した。だが、ゲッター1はゲッターウィングを破壊され操縦不能に陥った!
次回ゲッターロボ「恐竜帝国レインボー作戦」にご期待ください。

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