ゲッターロボ 全話解説
第8話 危機一髪ゲッター2

脚本:田村多津夫 演出:勝間田具治 作画監督:小松原一男


 サッカーの試合において、リョウ達は敗れた相手校の滝から因縁を付けられてしまい1対1の勝負を申し出るかサッカーは11人で闘う試合だと拒否。そんな時に髑髏岳が噴火し、原子力研究所を前線基地として狙おうとするゴールの動きを察した報せが入り、非常事態に備えてリョウ達は早乙女博士から休息を命じられるが、何時敵が襲ってくるか分からない状況で休息するしようにも休息出来ない状況。そんな時ハヤトはリョウへ渡せとの滝からの果たし状を受け取る。ミチルが人質に取られていると知った彼はリョウに知らせず一人喧嘩の場に向かう。
 滝はハヤトに1対1でのサッカー勝負を挑むが、ハヤトにとって1対1の勝負は試合ではなく喧嘩。滝をサッカーとの名のもとに容赦なく始末するが、滝の兄が彼に代わって決闘を申し出る。解放されたミチルには自分が勝手に買った喧嘩であり、リョウ達には告げないでくれと言い残して真剣勝負に挑むが、彼のムササビ拳を破り辛うじて研究所に到着し3機が出撃する。
 相手のメカザウルス・ギロは目視できない速さを誇る。ゲッター2へ合体して対抗するがアンカーを利用したギロの戦いに苦戦を強いられてしまう。しかしギロの戦いがムササビ拳と同じである事に気付いたハヤトは敢えて自分から地上に亀裂を作って落下し、隙を突いてゲッタードリルが胸に炸裂。アームで頭を引きちぎって叩きのめした。これからもまだまだ強い相手が現れるだろう。ゲッターチームはこれからの戦いへの決意を改めて固めるのであった。


ハヤト、ミチルの危機をリョウにも言わず。
 
ハヤト回。ミチルの危機に一人代打で向かう所はミチルを母と思うからであり、リョウにも告げない所はリョウをチームリーダーとして苦労を買わせない為。彼の行動にはリョウを認めているからかもしれません。一応サッカー部の滝に対し喧嘩戦法で圧勝するハヤトにお前は何者なんだ……と思わせる実力を感じさせ、一方的な優勢ではなく死闘である滝の兄との戦いもなかなかの仕上がり。ハヤトの戦いを前にゲッター対ギロの戦いは少々パワー負けかも。


今回の突っ込み

滝曰くあの時ミスをしなければ俺が勝てたと因縁つける訳ですが……いや、それは当り前じゃないですか。あと滝の兄が黒目なしで白眼が赤く塗られている為どう考えても地球人には見えません。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

キャプテン・ラドラが操るメカザウルス・シグは溶岩の河を有利な戦場として戦うが、リョウのふとした躊躇いはキャプテン・ラドラに謀反の気持ちを起こさせたのであった。
次回ゲッターロボ「栄光のキャプテン・ラドラ」にテレビ・スイッチオン!

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