ゲッターロボ 全話解説
第29話 洪水地獄の死闘

脚本:上原正三 演出:森下孝三 作画監督:中村一夫


 第2ゲッター線発電所の建設を防ぐためにメカザウルス・バルが送り込まれた。バルの早乙女研究所をめがけての絨毯爆撃に対し、早乙女博士は完成まであと一歩のゲッター線発電所の為にリョウ達を無かわし、無人操作のゲッター1でバルを引き付けるも気づかれてしまいゲッター線発電所へ急ぐリョウ達を追う。リョウとミチルが乗るジープが吹き飛ばされてしまう。
 二人は少年浩一に出会い、彼らの診療所で治療を受けるが、診療所を始めとする村がバルの攻撃に襲われ、彼は重傷を追ってしまい、村人からの迫害する動きにリョウは葛藤を抱く。そして上方のダムが攻撃された時、リョウは村を洪水から救う為にゲッター線集積装置を腹部に装着してゲッター線を集積、防波堤代わりに山を粉砕し洪水の流れを変える事に成功。村を守りぬいたのだ。
 現れたバルにゲッター2のドリルアームが炸裂。逃げのびようとするバルの頭部には3機のロケット弾が炸裂し勝利を収めた。ゲッター線発電所計画はまたも破られてしまったが、浩一を村を救った事がゲッターチームに取っては変えられない喜びであった。


ゲッター線計画封じ第2弾。未来の為よりも目の前の街の危機を守る事

 ゲッター線平和利用を封じる恐竜帝国の攻撃その2。やっぱ恐竜帝国側に不利になる条件を付ける訳にはいかなかったのでしょう。ゲッター線発電所計画は今回でフェードアウト。以降も対恐竜帝国や平和利用としての早乙女研究所の新発明がちらほら登場しますが、恐竜帝国に阻まれっぱなしです。


今回の突っ込み

ゲッター線集積装置を付けたゲッターロボは山をも砕く威力。山を防波堤の代わりに使う大味な作戦ですが、結構被害が大きいのでは?


次回予告(ナレーション:キートン山田)

ゲッターロボ打倒の執念に燃える恐竜帝国は遂にロボの欠点を探り当てた。電波反応によって操縦されるゲッターロボにメカザウルス・ダグは妨害電波を発してそのゲッターロボの目を奪い取ったのだ。
次回ゲッターロボ「不死鳥の蘇る時」にテレビ・スイッチオン!

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