ゲッターロボ 全話解説
第30話 不死鳥の蘇る時

脚本:上原正三 演出:小湊洋市 作画監督:神宮さとし


 ゲッターロボの弱点は3体はモニターテレビにより視界が確保されている事であり、ガリレイ長官曰く目の見えないコウモリ同然。メカザウルス・ダグでモニターテレビの機能を麻痺させてしまえばゲッターを倒す事は容易い事なのだ。
 ダグの妨害電波の前にゲッター2、3のモニターがマヒしてしまった。ゲッター1は空中でダグに組みつくも、その際に妨害電波を受けてしまい、援護に出たコマンドマシンも破壊され、ゲッターは頭部が粉砕される程のダメージを受けてしまう。この状況にゲッターを倒したと確信したダグは早乙女研究所を粉々に粉砕。大勝利を収めて恐竜帝国へ帰還した。
 だが、リョウ達や早乙女博士ら研究所のスタッフは無事だった。ゲッターも早乙女研究所も激しく傷ついたが、不死鳥は灰の中に蘇るように、ゲッターも不死鳥のようによみがえる事が出来るはず。中破したゲッター1を有視界操縦へ対応するシステムへ改造。再度襲いかかるダグの妨害電波もなんのその。ゲッタートマホークが止めを刺し、不死鳥のようにゲッターロボは蘇ったのだ。


ゲッター内部、微妙に改造中

 前回からゲッターのコクピット内に梯子が設けられるようになった為各々のコクピットに行き来できるようになる点が追加され、今回から操縦席が頭部へ移動する仕組みに改造されます。レーダーで見るよりもやはり目で見ろということかもしれません。ゲッタードラゴンになってもOPで操縦席が頭部に移動する描写がみられるようになったので多分この改造はやって正解だったという事でしょう。
 あと今回で初めてコマンドマシンが大破。以降も何度か大破する描写がある事からメカザウルスがそれほど強力になった意味かもしれません。大破→再開発の流れは結構大変そう。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

秘かに建設中のゲッター貯蔵庫に爆発事故が起きて、ハヤトは大量の放射能を浴びてしまった。それを知って攻撃を賭けてきたメカザウルスの前に立ちはだかるゲッターロボ。だがハヤトの体は刻々と放射能に蝕まれていくのだ……。
次回ゲッターロボ「危機!ハヤトよ立ち上がれ」にテレビ・スイッチオン!

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