ゲッターロボ 全話解説
第42話 北極に進路をとれ

脚本:田村多津夫 演出:奥田誠治 作画監督:神宮さとし


 大気圏外から突如隕石が墜落。調査に出たコマンドマシンによると、隕石からは放射能を放っており、このまま放置すると大惨事は確実。ゲッター線を当てれば放射能ガスは酸素へ変質するが、ゲッタービームで隕石を照射すると隕石が爆発してしまう恐れがある。そこでゲッターロボが北極へ隕石を運んで凍結させ、ゲッタービームで破壊する作戦に出る。隕石の耐熱ケースの限界は2時間。このゲッターロボによる運送は両手が使えない為、恐竜帝国にとっては絶好の機会。恐竜ジェット機にゲッター1の腕が破損し、隕石が落ちてしまう。
 しかしゲッター2へ変形して間一髪のところで隕石をキャッチ。メカザウルス・ゾリからゲッター2が逃れる間、ゲッター1の腕を修理するリョウとムサシだが、ゾリの竜巻がゲッター2を襲い、またも隕石を手放してしまう。修理が完了したゲッター1が北極のクレパスまで隕石を運び、ゲッタービームで溶解させようとするが、北極へ到着したゾリの火炎を受けてゲッタービームを放つ余裕がなくなってしまう。ゲッター1が徐々に溶ける状況において、ゲッター1は捨て身のゲッタービームを放ち間一髪隕石の無力化に成功。ゾリに怒濤の反撃をお見舞いし、ゲッタービームが止めを刺すのだった。


放射能を吐く隕石を処理せよ

 放射能を吐く隕石は恐竜帝国の作戦などではなく、あくまでも偶然だったりします。そんな隕石が吐く放射能ですが、ゲッタービームを放射すれば放射能は無害な酸素に変質する様子。ウランとゲッター線が化合したら有毒な物質になるのに不思議なものです。


今回の突っ込み

隕石を凍結しないと爆発するとの早乙女博士のコメントですが、映像を見る限り隕石は特に凍結する事もないままゲッタービームを受けて無力化したような。あとゲッタービームの照射はほんの1秒だけですが、それで隕石の放射能を無力化できる事は余程ゲッタービームの威力が強力と考えるべきでしょうか。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

放射能を含む謎の隕石が東京に落下。それを安全に処理する為ゲッターロボは北極に向った。タイムリミットは2時間。だが、待ちうけるメカザウルスと恐竜ジェット機の攻撃。ゲッターロボは果たしてこの任務、無事遂行できるか!?
次回ゲッターロボ「北極に進路をとれ」にテレビスイッチ・オン!

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