ゲッターロボ 全話解説
第45話 脱出!宇宙の墓場

脚本:田村多津夫 演出:・作画監督:落合正宗


 何処からからミサイルが世界各国の研究所を襲う。どうやら人工衛星がミサイルを放っており、人工衛星を開発した神大造はゲッターチームに調査を依頼するが、大造はハヤトの父であり、彼からの調査依頼を断ってしまう。何故ハヤトは調査を断ったのか。それは父が仕事の為に母の危篤に駆けつけなかった事が原因である。
 だがハヤトはミチルの頼みを受けて地球の平和のためと割り切って二人と共に出撃する。ゲッター1が成層圏を突破するが宇宙の墓場に吸い込まれてしまい、この隙をついてメカザウルス・ゴアが早乙女研究所へ攻撃を開始。バリアを無力化して研究所は火の海と化す。
 人工衛星に取り付けられた恐竜帝国のミサイル発射装置を破壊したゲッター1だが、彼らが帰還した時早乙女研究所は壊滅状態だった。この事態に涙するリョウ達。せまるゴアへゲッター3形態が猛攻を畳みかけ、ゲッターミサイルが引導を渡す。しかし早乙女博士は帰ってこないのか。途方に暮れる三人だが、彼らは万一に備えて地下へ避難していた。そして大造の手により早乙女研究所は修復されるが、ハヤトはどうせ父は利益の事しか考えていないと蟠りを解けないでいた。だがミチルの平手打ちがハヤトに炸裂。建設現場から転落する父を救った時、ハヤトは父を認めようとしていた……。


ハヤトにとっては忘れがたき父の話

 ハヤト回。ハヤトの親父が登場し、ゲッターチームでは唯一主要家族が全員顔出ししたキャラとなりました。(リョウは母の存在は分かっても顔が出ていない為)父と子の間の葛藤ネタは後のグレートマジンガーや鋼鉄ジーグの先駆けと言ったところでしょうか。そんなハヤトが父へ心を開く理由はミチルの平手打ちの所が如何にもハヤトらしいかもしれません。その和解ネタのオチは中途半端な感じでしたが、まぁGでその続きのエピソードが放映されていたので良しとしましょう。
 あと早乙女研究所が全滅して怒るリョウ達のバトルシーンには一種の気迫を感じましたが、落合さんの回ゆえかリョウの決意するカットがどことなく変な作画が残ったままになってしまったのがちょっと残念。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

突如ゲッター線使用停止を要求して地球を襲った謎の円盤UFOの為にやむなくゲッター計画を中止した早乙女研究所。だがそれこそ恐竜帝国の罠だったのだ!そしてメカザウルスを操る地竜族とはいったい何者か!?
次回ゲッターロボ「恐るべき氷竜族の侵略」にテレビスイッチ・オン!

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