ゲッターロボ 全話解説
第46話 恐るべき氷竜族の侵略

脚本:上原正三 演出:奥田誠治 作画監督:神宮さとし


 謎のUFOが早乙女研究所上空に接近。攻撃を加える彼らにゲッター1が立ち向かうもUFOはすぐに撤退しニューヨークへ出現した。このUFOを操る者は恐竜帝国において極寒の地で育ったために人間離れした氷竜族キャプテン・サウスであった。アメリカの国連本部にて彼は宇宙人であり、ゲッター線の収集が宇宙線の流れを乱し、自分達の故郷に天変地異が起こっていると告げ、24時間だけ総攻撃を待つと言い残して息絶えた。
 この件は新聞に掲載されるがサウスが宇宙人か否かについて真偽が分からず早乙女博士は答えを出せない。だがキャプテン・スノウ率いる第二のUFO部隊が世界各都市を総攻撃。この状況に国連から勧告が下され早乙女博士はゲッター計画を中止せざるを得なかった。反対するリョウ達だがゲッター計画は人類の幸福のために提唱されたものであり、その人類が反対をしているのだと早乙女博士は苦渋の決断を下したのだ。
 だがゲッター計画が中止となった早乙女研究所にスノウ率いるUFO部隊が襲いかかり、早乙女博士が重傷を負ってしまう。彼の卑劣な攻撃に怒りを燃やすリョウ達は早乙女博士のゲッターチーム解散命令に反してUFO部隊へ報復せんと北極へ出撃。メカザウルス・ゴマをゲッタービームで粉砕し、スノウの姿からUFO騒動が恐竜帝国の陰謀であった証拠を掴む。これによりゲッター計画は再開、早乙女博士も一命を取り留めたのだった。


またも早乙女研究所全滅の危機

 前回に続いて早乙女研究所がまた大変な事に。その上早乙女博士まで重傷を負ってしまっています。地竜族に続いて登場した新しい部族・氷竜族ですが今回しか登場しない為、どんな身分であるのかが今一つ分からないまま終わってしまった所がちょっと残念。並はずれた能力を持っていても、被差別民族の立場である地竜族に並んでどんな描写がされるか気になってしまいます。
 個人的なポイントとしてはUFOの説明がされる点。これは当時UFOが子供たちにとっては珍しい存在だったからでしょう。実際放映当時のまんがまつりでは「これがUFOだ!空飛ぶ円盤」という短編映画が上映されています。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

遂に自らの姿を地上に現した帝王ゴールは、東京を空と地底から攻撃をかけ、灼熱の地獄と化してしまった。必死に戦うゲッターチーム。だがメカザウルスとの激しい戦闘にベアー号が火を噴いてしまったのだ!
次回ゲッターロボ「帝王ゴール地上に現わる」にテレビスイッチ・オン!

BACKBACKNEXT

inserted by FC2 system