ゲッターロボG 全話解説
第5話 恐怖の水爆大作戦

脚本:高久進 演出・作画監督:落合正宗


 濃縮ウランを積載し原子力発電所へ向かうトラックが暗黒鬼に襲われた。たまたま近所で釣りをしていたゲッターチームは護衛していた警官から事情を聴きは百鬼帝国の仕業であると察する。
 強奪した濃縮ウランでグラー博士は水爆地雷を開発し、それらを利用してヒドラー元帥はゲッター線増幅装置を奪おうと考える。暗黒鬼はその水爆地雷を街に隠そうとするが、リョウとハヤトに気付かれて暗黒鬼の部下達は倒されてしまう。逃げる暗黒鬼は偶然獲物を取ろうとしていた文次達の罠にかかって捕まってしまい、ゲッターチームに渡されるがそれも作戦のうちであった。捕らわれた暗黒鬼は水爆地雷の存在を明かし、レディコマンドが除去に向うが、彼はメカ暗黒鬼には水爆地雷を起爆させる装置が仕掛けられており、下手に自分達に逆らうと水爆装置で街が吹き飛ぶと脅迫してきたのだ。ゲッター線増幅装置を明け渡すとの要求にも水爆により街を吹き飛ばされる事を考えると従わざるを得ず了承してしまう。
 しかし、早乙女博士は何としてもゲッター線増幅装置を守り抜きたかった。明け渡しの時間が徐々に迫る。早乙女博士はメカ暗黒鬼内部の起爆装置を破壊する事で水爆地雷の無力化する作戦を提案。ベンケイのポセイドン号がメカ暗黒鬼を誘いこんだ隙に、リョウとハヤトが単身で潜入。ギリギリの所でコクピットに到着。部下達を巧みに利用して暗黒鬼と同士討ちさせる事に成功し起爆装置を粉砕した。
 ヒドラー元帥はメカ暗黒鬼を操って水爆地雷を爆破させようと企む。出撃したゲッタードラゴンだが、ゲッタートマホークもゲッタービームもメカ暗黒鬼の装甲には通用しない。メカ暗黒鬼を必死で食い止めるゲッターロボだが、水爆地雷の元へじりじりと迫っている。もうダメか。リョウ達が諦めようとしたその時奇跡が起こった。落雷がメカ暗黒鬼へ直撃し、機体は一刀両断されて消滅してしまったのだ。天は自分達を見捨てていなかった。土壇場での奇跡の勝利に安堵するゲッターチームであった。


新型ゲッターでも太刀打ちできない!天災が危機を救った?

 むぅゲッタードラゴンでも太刀打ちできない百鬼メカが早くも登場。暗黒鬼を上手く仕留める事に成功したまではいいけれど、ゲッターチームは暗黒鬼を内部から自爆させる用意もしておいた方が良かったかもしれません。今回は本当に運が良かったとしかいえませんからね。怖い怖い。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

百鬼帝国の魔の手は遂にハヤトの姉・明日香までに伸びてきて、婚約者・坂崎との幸せな夢は無残にも切り裂かれた。悲しみに泣く明日香を目の当たりに見て、ハヤトの怒りは爆発するのであった!
次回ゲッターロボG「夢を裂く百鬼一族」にテレビ・スイッチ・オン!

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