ゲッターロボG 全話解説
第7話 追跡!黒いジェット機

脚本:田村多津夫 演出:川田武範 作画監督:中村一夫


 三頭鬼が開発したメカ三頭鬼は両肩にウラニウム爆弾を搭載してゲッターロボと早乙女研究所へ体当りをかます作戦を考える。しかし、そのウラニウム爆弾の原材料を本部から三頭鬼の元へ他人の目に気付かれないように送る事が出来ない為、作戦は滞っている状態。ブライ大帝は作戦の主導権は百鬼衆にあるとして、少しでも早くウラニウム爆弾を送り込むように命じる。
 そのウラニウム爆弾を搭載したジェット機は偶然旅客機をよぎり、そのジェット機を避けようとした機長・車大介は機体を急旋回させてしまい多くの負傷者を出してニュースに彼のミスだと名前をあげられてしまう。その車大介はベンケイの父。尊敬すべき父が操縦ミスをする事はないとベンケイは彼が着陸した空港までポセイドン号で飛び出してしまう。
 大介はジェット機の謎を明かす為に単身で複葉機を駆って調査に出ていた。その最中に奇妙な建築物を発見するが、建築物からの攻撃に複葉機は墜落してしまい、脱出した彼は百鬼帝国のジェット機発着場を見つけるが、基地周辺に罠を仕掛けている為にうかつに近づく事が出来ない。だが、何も知らないベンケイが父を助けにやってきたはいいが、彼が罠に引っ掛かってしまい大介は自分を犠牲にしてベンケイを谷底の川へ落として逃がす。
 大介は科学者たちを刺客へと改造する三頭鬼の姿を見たそして大介も改造の危機が迫った所、ベンケイ含むゲッターチームが到着して難を逃れた。ゲッターチームの到着に対しウラニウム爆弾が完成しない事に苛立った三頭鬼はメカ三頭鬼で出撃。ゲッタードラゴンに勝負を挑むも、頭をスピンカッターとゲッタービームで破壊されてしまう。三頭鬼は逃げるも父を襲った事で怒るベンケイによる必殺のストレートで角を折られて爆死するのだった。


炸裂!ベンケイの名ピッチング

 ハヤトの姉に続きベンケイの親父さん登場。どちらかと言えば豪快な大男をイメージしていたのですが、まさか柴田秀勝さんが演じる渋いおじ様がベンケイの親父さんだったとはビックリ。いや渋かったからいいんですけどね。リョウの親父さんもなかなかの腕でしたが、ベンケイの親父さんの腕もどうしてどうして侮れません。
 あとベンケイの名ピッチングが二度にわたって見られる回。小岩を投げつければ角が折れてしまう事を考えると結構もろい?


今回の突っ込み

鬼にされた人間は角を取れば元に戻るとのこと……前回と話順が入れ替わっていたら坂崎は助かったかもしれません。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

百鬼帝国の中でも不死身と言われている白骨鬼が髑髏の顔と強烈な武器を持つメカ白骨鬼に乗ってゲッターロボに襲いかかってきた。危うし!リョウ、ハヤト、ベンケイ!!メカ白骨鬼を倒す切り札はないのか!?
次回ゲッターロボG「夜空に輝く二つ星」にテレビ・スイッチ・オン!

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