ゲッターロボG 全話解説
第18話 危うし伊豆半島沖!

脚本:田村多津夫 演出:落合正宗 作画監督:青鉢芳信


 伊豆半島沖で海底火山が噴火した。更に海底火山から噴出される黒煙は有毒なガスであり、海底火山の正体は百鬼帝国の本部であるとは誰も気づいていなかった。目的は海底火山の噴火による人類抹殺ではなく、目と鼻の先に存在する早乙女研究所。妖剣鬼操るメカ妖剣鬼と特別攻撃ジェット隊が早乙女研究所へ攻撃を仕掛け、瞬く研究所を炎に包む。
 カタパルトの目の前を炎で遮られている状況、3機のゲットマシンは炎に包まれながら飛び出してゲッタードラゴンへ合体。特別攻撃ジェット隊を次々と片付けるが、炎の中出撃した代償にエネルギーの大半を消耗してしまったのだ。
 幸い妖剣鬼はヒドラーの慎重な命令を受けて一時撤退して難を逃れた。付近に前線基地が存在すると察知した早乙女博士だが、その要塞へ接近する際黒煙は金属を急速に腐食させる効果がある為まともに接近する事が出来ない。しかし水路がまだ残されている――ベンケイの意見については、この次総攻撃をされたら研究所が持ちこたえられるか分からない事もあり採用された。早速ゲッターポセイドンで水中から接近しようとするも、電磁ネットに触れてしまいゲッターポセイドンが故障してしまい、修理する間に妖剣鬼が再び特殊攻撃ジェット部隊を率いて研究所を襲いかかる。
 ゲッターライガーがギリギリ研究所に駆けつけるが、メカ妖剣鬼は強力であり、ゲッタードラゴンでも苦戦を避けられない。しかし、投げ飛ばしたゲッタートマホークの刃にゲッタービームを反射させて角へ命中させメカ妖剣鬼を中破させ、レディコマンドの大型ミサイルで海底火山の正体が明らかになる。しかし百鬼帝国の本部を追おうとした時にメカ妖剣鬼が組みつき、自爆する彼の捨て身の行動をかわす事に精いっぱいで百鬼帝国の本部を叩く事は出来なかった……。


前線基地にどうやって近づくか……

 前線基地にどうやって近づくかをテーマにした回で可もなく不可もなくと言った印象。そんな中地味にポイントはゲッタードラゴンのゲッタートマホークの上手い使い方。ダブルトマホークを投げ飛ばし、ゲッタービームをその刃先に向けて反射させることで光線を相手の角へ当てる戦い方は結構レベルが高い描写です。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

百鬼帝国の金剛鬼は、秘密国防会議に早乙女博士が出席している事を探知し、行動を開始した。人質作戦が成功した金剛鬼は捕虜となった早乙女博士の身代わりにゲッターロボを要求してきた!
次回ゲッターロボG「早乙女博士を救出せよ!」にテレビ・スイッチ・オン!

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