ゲッターロボG 全話解説
第20話 大攻撃!メカ要塞鬼

脚本:高久進 演出:山口康男 作画監督:伊勢田幸彦


 メカ要塞鬼が姿を現し、リョウ達は先制攻撃を仕掛けようと提案。研究所の守りをレディコマンドに任せてゲットマシン各機が捜索を開始した。しかし百鬼帝国はメカ要塞鬼を開発している事をリョウ達は知らなかった。要塞鬼はただでさえ強力である他、メカ半月鬼、メカ大輪鬼を搭載する実質3機分の性能を誇る強力な機体である。
 しかし大輪鬼はメカ要塞鬼の完成を待たず、今まで敗北した百鬼衆を思いメカ大輪鬼で独断でゲッタードラゴンと戦いを展開していた。両手に装着された大車輪でゲッタードラゴンの攻撃は悉く防がれ、大車輪ブーメランにはゲッタードラゴンを吹き飛ばすだけの威力があり、ゲッターライガーのスピードと攻撃でも倒す事が出来ない厄介な相手であった。
 その時元気の一言から早乙女博士は大車輪に対抗する方法を思いつく。それはゲッターポセイドンで大車輪を受けとめる事。大車輪を掴まれてしまったらメカ大輪鬼はただの凡庸な敵に過ぎない。ゲッターサイクロンとストロングミサイルがメカ大輪鬼を粉砕するのであった。しかし大車輪を受けとめた際にゲッターのジェット回路が故障してしまう。この状況と、百鬼帝国の陰謀を考えると早乙女博士は安心する事は出来なかった。この様子は的中し既に早乙女研究所へジェット機編隊が出現しており、無理して飛ぼうとしたゲッターポセイドンだが、燃料が切れて地面へ落下してしまう。そしてゲッターの前に絨毯爆撃を受ける早乙女研究所の姿があった……!!


再び早乙女博士を狙え!

 メカ要塞鬼は名前に偽りなく2機の百鬼メカを積載して実際3機分の百鬼メカで襲いかかるようなものでしたが……大輪鬼の独断専行で作戦を阻まれてしまったような。最もメカ大輪鬼の立場からすると今まで散った百鬼衆を想っての行動なので責めることに若干気がひけますが、大輪鬼の戦闘能力ではゲッターのジェットを破壊するまでに至っていますし、次回での2機の活躍っぷりを考えるとなおさら……3機揃っていたら本当にゲッターが危ない危ない。
 あと欲を言えば野田さんの作画回は今回より次回にまわしてあげてほしかった気もします……。


今回の突っ込み

ゲッターポセイドン、実はあなたも飛べたのですか……。初代ゲッターも全機飛ぶのですが、こちらのゲッターも全機飛んでしまったらゲッタードラゴンの立場がないような……。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

百鬼爆撃隊による早乙女研究所への攻撃はなおも続き、現れたメカ半月鬼は素早い動きで、ゲッタードラゴンの武器を封じ込めた。危うしドラゴン!だがその時、ドラゴンは自ら火の球となってメカ要塞鬼に向って言った!
次回ゲッターロボG「大決戦!シャインスパーク」にテレビ・スイッチ・オン!

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