ゲッターロボG 全話解説
第22話 消えたジャンボジェット機

脚本:高久進 演出:川田武範 作画監督:白土武


 ベンケイがクイズで香港旅行招待の副賞を貰った。最もベンケイはゲッターチームの一員なので日本を離れるわけにはいかず、ミチルと元気が代わりに旅行に行く事になる。だがしかしベンケイはよく考えてみたらクイズに参加した覚えがない事に気付き、まさかと思いベンケイは慌ててポセイドン号で飛び出すも一足遅く、ジャンボジェット機は発進してしまう。
 リョウ達の不吉な予感は的中した。元々早乙女研究所の誰かを人質にするヒドラー元帥の作戦であり、旅客機内では百鬼帝国の刺客がハイジャックを起こし、その機体は消息を絶ってしまう。ゲッターポセイドンが水中を調査すると、メカ獣王鬼が出現。ゲッターポセイドンは立ち向かうもメカ獣王鬼のパワーに耐えきれず海溝の底へと叩き落とされ、ミサイル攻撃により生き埋め状態にされてしまう。この状況においてヒドラー元帥が率いるジェット機部隊が早乙女研究所へ爆撃を開始する。メカ獣王鬼に旅客機を爆破させてミチルと元気の生死をちらつかせてゲッター線増幅装置を求めるヒドラー元帥だが、リョウは早乙女博士へゲッター線増幅装置を渡す事を拒むように頼む――旅客機は自分達が先に探すと告げて。
 早乙女博士がゲッター線増幅回路の明け渡しを拒んだことで、メカ獣王鬼は旅客機を始末しようと迫る。この状況こそリョウの狙いであり、彼の後をつければ旅客機を見つける事が出来ると判断したのだ。これによりメカ獣王鬼へゲッターポセイドンが立ちはだかるもこの場での戦いにおいては旅客機が海溝の底に転落してしまう恐れがある。フィンガーネットがメカ獣王鬼を海上へ引っ張りだし、シャインスパークを叩き込んで勝利を収める。勿論旅客機もゲッターポセイドンの手により助けられた。


よく考えたらクイズに応募していない

 可もなく不可もなくな回。実はクイズに応募していなかったと後で気づくベンケイ。もっと早く気付くべきですよ。今回の戦闘シーンはゲッターポセイドンがメインを務めながら、海上へメカ獣王鬼を引きずりあげた時にゲッタードラゴンへ変形してシャインスパークをお見舞いしています。シャインスパークを前にゲッターポセイドンの立場はないのかもしれません。


今回の突っ込み

今回のハイジャック作戦、結構規模が小さいような。思いきってミチルと元気以外の客やスタッフを百鬼帝国の刺客に置き換えていれば客達の反乱はなかったと思いますが……多分それだけの部下がいなかったんだろうなぁと。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

サーカス見物に行ったリョウ達は百鬼帝国の陰謀により、山火事に巻き込まれてしまった。思わぬ惨事に油断していた研究所にピエロに化けたスパイが潜入した。設計図を奪って逃げる剣王鬼、追うゲッターロボ。
次回ゲッターロボG「月光に踊るピエロ」にテレビ・スイッチ・オン!


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