ゲッターロボG 全話解説
第32話 元気あの子ってなんなのさ!

脚本:田村多津夫 演出:白土武 作画監督:伊勢田幸彦


 政府の海洋開発計画を阻止せんと百鬼帝国は次々と開発部隊を仕留めるが、どのような手で彼らを始末したのか分からない。早乙女博士はリョウ達へ今度開発予定の神戸市の警備を命じ、3機が出撃するが手掛かりは見つからないまま、どこからか攻撃の手が襲いかかる。その正体はメカ鉄光鬼。森林に潜んで放つ光に空が反応して、神戸市の開発部隊を襲う。リョウ達は攻撃をしようにも神戸市を巻き添えにしてしまう為、見過ごさざるを得なかった。
 一方元気はマリアという少女と出会い彼女に一目ぼれ。プレゼントに光るビー玉を渡そうとした元気だが、それを見ると突如彼女が怯えて気を失ってしまったのだ。マリアは青い光を恐れており、静養の為に浅間へやってきたようであるが、何故光る玉を嫌うのか。疑問に思った元気は早乙女博士に聞くと、それは本人の深層記憶に何やら恐怖を経験した事があるからであり、荒療治でも克服する――自分が父により雷への恐怖を克服するのと同じ方法であった。早速マリアにこの方法を試そうとした所、突如空に青い光が放たれ彼女は恐怖におびえ始める。彼女を収拾しようとする元気だが、彼女のうわ言から百鬼帝国と青い光に関係がある事に気付き、早乙女博士の分析の結果、光線を反射板で跳ね返す事で見えない敵が攻撃しているかのように見せかけていたのだ。
 そして反射板による攻撃が早乙女研究所へ襲いかかった。ゲッタードラゴンが反射板を撃破した所でメカ鉄光鬼が出現。ドラゴンキックを連発して撹乱した所でシャインスパークをぶち込んで止めを刺した。
 これによりマリアの青い光への恐怖も克服され、故郷へと変える事となった。元気は何時か合うことを約束してビー玉を彼女に渡す。今度は彼女が喜んでビー玉を受け取った事は言うまでもない。


あんた、あの子のなんなのさ?

 あぁサブタイトル。港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカからですね。とりあえずそのくらいかなぁと思います。マリアちゃんは白土武さんっぽいギャグマンガらしいテイストの女の子ですが、桂玲子さんの演技も相まってなかなか可愛らしい子に仕上がっています。戦闘シーンとしてはドラゴンキックを連発させる際の動きが好きな所。


今回の突っ込み

今回の百鬼衆の名前は鉄光鬼と書いて“てっこうき”と呼びます……まさか同じ読みの百鬼衆が登場してしまうとは。結構ややこしいです。ついでに中の人も同じ矢田耕司さん。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

人間の頭脳を狂わせる恐ろしい武器を備えたメカ恐角鬼は白昼堂々攻撃してきた。正義に燃えるゲッターチームは怒りを込めて出撃したのだが、無敵のゲッターロボにも誰も知らない弱点があったのだ!
次回ゲッターロボG「夕焼け空が知っている」にテレビ・スイッチ・オン!

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