ゲッターロボG 全話解説
第34話 危うし!百鬼三兄弟

脚本:田村多津夫 演出:生瀬昭憲 作画監督:野田卓雄


 野球部員が一人の男に全員倒された事を知ったベンケイ。彼らの仇を討つためにその男と野球対決を申し出ることになったが、試合の結果は相打ち。両者は互いの実力を認め友情が芽生えた。彼の名は清水一角。ベンケイの良きライバルになるかと思いきや角面鬼の変装した姿だった。そして角面鬼は三兄弟であり、長男の一角鬼が一角として潜入する事に成功した一方、残り二人も潜入を開始した。
 試験勉強をしているリョウとハヤトだが、元気の発言により一角が百鬼帝国の刺客である事が判明。彼を捕まえようとした所で一角は既に逃れており野外で自分達の正体をさらけ出す。彼らに対しスポーツマンの風上にも置けない奴だと怒るベンケイ。出撃するゲッターポセイドンだが、メカ角面鬼は分身を使いこなしゲッターポセイドンを翻弄する。
 ハヤトにより分身のトリックに気付き、ゲッタービームがメカ角面鬼の頭部を砕き、シャインスパークで粉砕する事に成功した。しかし、角面鬼は角で脱出し、3人は生身で1対1の戦いを展開する。リョウと角面鬼の戦いが展開されるが、劣勢に追いやられると角面鬼は3人に分身してしまう。しかし、ハヤトとベンケイの活躍で二人の角が砕かれ、最後の一人もリョウにより真っ二つに切られ恐るべき角面鬼三兄弟を仕留める事に成功したのだった。


分身?三人?不思議な三兄弟の刺客

 今回の刺客角面鬼はすごく不思議な相手。一角、二角、三角の三兄弟でありながら、操る百鬼メカは1機であり、3機いるように分身の術を使い、そして3人は1人にどうかする事が出来る……むぅ不思議な敵です。
 今回の見所としては、野球部主将の肩書でありながら最初で最後の部活の様子が描かれたベンケイ、第31話のうっ憤を晴らすかのようにリョウと角面鬼の一騎打ちに加え、ハヤト&ベンケイのナイスアシストで彩る決闘。
 ベンケイと一角は友情を結ぶドラマを描いても面白かったかもしれませんが、ベンケイ回=動物、子供回の法則が成り立っている故かもしれません。でもスポーツマンらしい決闘の回もちょっと見てみたかったりします。


今回の突っ込み
今回は特にありません。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

百鬼帝国はシーフォース号の完成の日を狙って総攻撃をかけてきた。戦いを避けようとするリョウの言葉も効かず、牛餓鬼はシーフォース号のレーザーに当たり墜落していく。息子を失った牛剣鬼は復讐の鬼となって挑戦してきた!
次回ゲッターロボG「百鬼老兵は死なず」にテレビ・スイッチ・オン!

BACKBACKNEXT

inserted by FC2 system