絢爛舞踏祭〜ザ・マーズ・デイブレイク〜 全話解説
第12話 怪奇!幽霊船漂流地帯

脚本:佐藤大 絵コンテ:安川勝、京田知己、森邦宏 演出:浅見松雄 作画監督:金一培


秘宝探しとして長い旅に向った夜明けの船。その間怪談話でクルーは盛り上がるが、ミルヒの神ともいえる虹色の竜へ立ち向かい、沈没した潜水艦の姿があり、その潜水艦が未だに深海に彷徨っており、その潜水艦、いわば幽霊船は今夜明けの船が進行している海域に潜伏しているようである。
 その時、MAKIが敵を目の前い捕え、グラム達に出動命令が下るが、その直前に敵の姿は見られなくなった。MAKIのシステムが故障したのか……だが、夜明けの船には次々と怪奇現象が襲いかかる。アキの前に現れた大男の影、ミルヒが聞いた悲鳴、恵とサーラに迫る通気口から奇怪な物音、そしてグラムは冷凍庫に閉じ込められてしまったり……エリザベスは夜明けの船として怪奇現象を前に冷静に対処すべきだとたしなめた時、クララは真犯人はこの中にいるとの意外な事を口にする。
 事件現場は色々な怪奇事件が発生した場所は電送系システムで繋がれている共通点があり、電送系を操る事が出来る人物、いや存在はMAKIしかいないとクララは推理。MAKIは否定するが彼女のコンピューター回路には水カビが生じており、ひょっとしたら本人の知らない間に異常が起こっている買おう性があるのだ。とりあえずMAKIを整備することに決まったが、彼女は敵が接近していると主張し続ける。グラムは一応例の海域でもあり、グラムは念のために偵察したほうが良いと提案。エリザベスは1時間以内を条件として彼の出動を認めた。 
 だが希望号の連絡が何処かで途絶えてしまい、その間に大編隊が夜明けの船の目の前に襲いかかる。夜明けの船はもうここまでかと思いきや、ギリギリのところで大編隊は消滅。どうせMAKIの誤認かと思いきや、グラムは震えながら帰還してきた。彼は本当に幽霊船を目にしたからである。操縦記録にも残ってないし、グラムの捜索に来たヤガミは何も見ていなかった事から結局幽霊船の件はグラムの妄想ということで片付いたが、唯一自分を信じてくれたことでMAKIはグラムに感謝し、そして彼が見た幽霊船は確かに深海を彷徨っていた事をグラムとMAKI以外は知らない……。


無感情の機械にも暖かい心。

 MAKI回であり、システムコンピューター故に何処となく機械的だった彼女ですが自分を信じてくれたグラムに対して感謝の言葉を述べる所は暖かい心情を現しています。
 個人的には中盤のクララの推理とMAKIが真犯人扱いされて必死にウィンドウを出しながら否定する姿に笑わせました。あとアキはうっかり亡霊を見てしまい、バケツの水をズボンにかけてしまう描写がありますが、やはり素で漏らしてしまったのかとも思ってしまいます。(ラストで皆が突っ込んでいましたが)


今回の突っ込み

今回は特にありません


次回予告

深海で遭難していたウェディングドレスの女性。救助に向かったアキは、なんと彼女に一目惚れしてしまった!
次回、「大胆不敵!海底の花よめ」火星の愛は岩をも砕く!

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