合身戦隊メカンダーロボ 全話解説
第24話 4体合身メカンダーロボ

1977年9月8日 脚本:陶山智 演出:安濃高志 作画監督:多賀かずひろ


 互いに深手を負った地球防衛軍とコンギスター軍はここ幾日の間、目立った動きを見せなかった。しかし、キングダイヤモンドは防衛軍に守られながら、停泊しており、密かにメカンダーロボ以上の新メカを開発していたのだ。その開発現場に立ち会う山本長官と合身戦隊。しかし、グワンダは異常な周波数を察知し、すぐさま博士のその件を報告した。博士はすぐさまメモを竜介に渡し、それをジミー、小次郎に回すと、ジミーはすぐさま、長官をはじめとするこの部屋にいる人間に銃を向けた。それは、コンギスターのスパイを探るためだったのだ。
 その一方、ユータを探していたミカは、キングダイヤモンドのスタッフ・池島の遺体を発見。それと同時にジミーは目の前にいる池島がスパイだと見抜き、逃げる池島をレーザー銃で射殺した。
 その後、コンギスター側への情報漏洩もあって、博士はすぐさま新型メカを仮定したテストを始めた。新たにミカを加えた合身戦隊は、それぞれのメカンダーマシンに搭乗するが、なぜかそれぞれのマシンには不自然なほど巨大なミサイルが取り付けられていた。しかも、そのミサイルを命令通りに発射した途端、たがいに激突してしまった。
 その一部始終を見ていたオズメルは勝利を確信。メデューサの敵を撃てとばかりの演説をして、すぐさまメカ獣・メカ火焔龍と機動部隊を送り込む。一方テストが失敗した事に落ち込む合身戦隊だが、博士はその様子を見て大成功と評した。実はそのミサイルは仮のパーツであり、スパイ騒動もあって本来の新メカを明かしていなかったのだ。そして格納庫にはメカンダーロボの各部パーツが、メカンダーマシーンに取り付けられていたのだ。今、新しいメカンダーロボが姿を現したのだ。だが、それと同時にコンギスター軍の攻撃が始まり、最終テストを兼ねて合身戦隊は出撃した。
母の事を叫んでいたジミーが意識を取り戻すと、そこにはメカ獣を破壊して、蘇ったメカンダーロボがいた。メカンダーロボは不死鳥のように蘇った。しかし、コンギスターの大将軍オズメルは、次にどんな手を打ってくるだろうか。平和な日がよみがえるまで頑張れジミー!頑張れメカンダーロボ!!


2代目主役ロボ遂に登場!!だが……
前回破壊されたメカンダーロボに代わって、登場した新主役メカ。新型主役メカの登場は、ロボットアニメ史上における初の試みとなっていますが、現れた二代目主役メカは以前と全く変わらないメカンダーロボ。せいぜい合体方式が変わったぐらいです。しかも、その合体方式も物凄く無理があるもので……ナレーションは姿形も変わってないが性能は上がったと言いますが、(ちなみに、この合体方式に関しては放送当時に発売していたブルマァクからのテクニカル合身セットが、同じ合体方式だったことから、アニメが玩具の合体方式に合わせたことになるようです)しかし、主役メカのデザインがそのまんまだったことから、初の主役メカ交代は「戦闘メカザブングル」のウォーカーギャリアということになっているそうです。メカンダーロボのデザインが変わっていたりしたら、何とかなったかもしれませんが……。
 それはそうと、ストーリー面も今一つな展開になっています。メカ火焔龍との戦いで、新型メカの初陣なのに、ジミーが気絶したり、アクシデントを利用したような倒し方になっていたりと、今一つ主役メカのカッコ良さを生かし切れていないような回です。
ですが、大人の事情で新型メカンダーロボの活躍がほぼなかったことが可哀想だったりします。

 個人的評価
 ストーリー 戦闘シーン以外はいい方。前半のスパイ探しは面白かったです。
キャラクター  戦闘中にジミーが気絶したのはどうかと思いますが、母への思いは出ていたと思います。
 バトル メカンダーロボパート2いろいろ台無しwwwwww
 作画 多賀さんの回は作画が良くても他がきつい。

今回の突っ込み
今回は特にありませんが、ジミーが気絶して小次郎が操縦をしているときも、なぜか技の名前を叫んでいるのはジミー役の神谷さんの声になっています。まさか、声紋が登録されているのでしょうか。


次回予告

武器弾薬を積んだ列車や船が、次々に爆発し、地下ミサイル貯蔵庫まで爆破される事件が起こった。俺達は、コンギスターの仕業と睨んだが、全ては謎だった。その謎を解くため、グワンダとミカが、造船所に潜入した。そして、そこで2人が見たものとはコンギスターの恐ろしい謀略だった!
次回、合身戦隊メカンダーロボ「謎の謀略作戦をあばけ」にチャンネルトライ!!

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