合身戦隊メカンダーロボ 全話解説
第26話 決死の宇宙戦争

1977年9月29日 脚本:陶山智 演出:中野健治 作画監督:正延宏三


 コンギスター機動部隊による、天文台への無差別攻撃が行われた。天文台はプロからアマチュアまで問わずに容赦なく破壊され、父が天体観測に趣味だったことが災いして、コンギスターの攻撃で家族を失った少年・守は、幸い通りかかったジミーに彼は助けられ、キングダイヤモンドに引き取られた。
 コンギスターは天文台だけでなく、人口衛星まで破壊していた。天文台と宇宙衛星からの関連性と、現在コンギスターの前線基地が次々と陥落している事を考えると、コンギスターは宇宙で、戦況を逆転させる計画を進行させているのではないかと合身戦隊は見た。博士は、メカンダーロボを大気圏外へ向かわせて厳戒態勢を取ることを選択。宇宙用に改造されたメカンダーロボで合身戦隊は、すぐさま火星へ向かった。その頃、守が父の形見である、天体望遠鏡を持ち出していたことから、天文台や人工衛星が壊滅してしまい宇宙を見る為の目がなかったともいえる地球防衛軍に、宇宙を見る目ができた。すぐさまその望遠鏡で観測すると、火星付近から、地球を目がけて大量の隕石群が迫っていたことが明らかになった。
 宇宙空間でメカンダーロボはコンギスターの機動部隊に遭遇し、これを撃破する。それから間もなく、博士の通信が入り、すぐさま隕石の発射元である火星へ向かい、隕石群の観測に向かった。だが、前から迫る隕石群を目撃すると同時に、背後からメカ獣・カマイッタチが迫り、カマイッタチの鎌がメカンダーロボを取り押さえた。地球から隕石の衝突を防ぐためにも、カマイッタチを振りほどかなくてはならない。その為、メカンダーフレイムを使いながら、そのまま月面へ急降下。その時の摩擦熱によってカマイッタチはバラバラに砕け、機体の自由を取り戻した。
 再び隕石群を追うメカンダーロボ。だが、その隕石が光子力エンジンによって青白い光を発しながら地球に向かっている事から、隕石群がコンギスターのメカだと発覚。すぐさま隕石メカと戦うメカンダーロボだが、オズメルの大隕石作戦が発動し、隕石メカがメカンダーロボ取り囲んで合体して、メカンダーロボを包んでしまったのだ。通信も出来ないまま隕石に包まれたメカンダーロボは、大気圏を突入してしまう危機を迎えていた。
 だが、奇跡は起こった。突然発生した太陽嵐による大爆発で、隕石メカが消滅したのだ。そして、隕石メカに包まれたメカンダーロボはほぼ無傷のまま生き残ったのだ。
 コンギスターの恐ろしい魔の手を逃れたメカンダーロボ。だが、ジミーたちを救ったのは、輝く太陽が起こした太陽嵐であった。人間の科学力よりも遥に強い自然の摂理をジミー・オリオンはまざまざと知らされたのだった。


はじめての……宇宙戦?
今回、メカンダーロボは宇宙戦用に改造されたと言っていますが……第17話で既に宇宙でメカンダーロボは戦っていましたよ。スタッフの勘違いでしょうか。合身戦隊の皆さんも、宇宙戦は初めてみたいなことを言っていますが。そして、今回も今一つクオリティーの低さが目立ち、戦闘シーンもかなり他力本願な勝ち方をしています。太陽嵐で隕石群を追い払ったラストはちょっとなぁ……。

 個人的評価
 ストーリー 何がやりたかったんだろう?いろいろグダグダだった感あり。
キャラクター  守くんを上手く使いきれなかった所が残念。
 バトル 今週も苦しい。最後のオチはいろいろ突っ込みたい。
 作画 正延さん、序盤はまずまずだったのに。やはりスポンサーか・・・・・・

今回の突っ込み
前にあげましたが、第17話で宇宙戦をやっていたのに、宇宙戦は初めてと言っている合身戦隊のみなさんでしょう。


次回予告

俺達は、地球防衛軍とともにパナマ運河にあるコンギスターの円盤基地奇襲攻撃に成功した。この攻撃は、空中要塞都市を迎え撃つ第一歩だった。作戦は狙い通り進んだが、突然メカインコが母さんの声で話し始めた。その声に俺は呆然としたのか、引き込まれるように海面目がけて突っ込んでいった!
次回、合身戦隊メカンダーロボ「潜入 空中要塞都市」にトライアタック!!

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