ゲッターロボG 全話解説
第30話 ドライスノー奇襲作戦!

脚本:馬嶋満 演出:山口康男 作画監督:白土武


 早乙女研究所に雪が降った。ベンケイは元気とスキーに行く約束をし、早速スキー板にワックスを塗る。しかしこの大雪でグラー博士は鉄丸鬼によるドライスノー作戦を計画。特殊な雪ドライスノーにより研究所を凍結させ、ゲットマシンの出撃を封じ、更にドライスノーによる極寒で所員らを凍死させ、凍結した早乙女研究所を粉砕してゲッター線増幅炉を強奪しようとの作戦である。
 翌日スキーにやってきたベンケイと元気だが、その滑るはずの山は工事中であり滑る事が出来ない――鉄丸鬼が現場監督に変装してメカ鉄丸鬼を建設していたのだ。しかし熱にも溶けない奇妙な雪をミチルが発見した事、その山は自然保護のため工事は禁じられているとリョウ達が知った事から、工事現場に何かある事を感づくゲッターチーム。敵に感づかれないようにスキーヤーとして接近するリョウ達だが、刺客の放った雪崩に襲われてしまい、鉄丸鬼の刺客から命からがら逃げのび、鉄丸鬼はメカ鉄丸鬼を操縦しドライスノーを早乙女研究所へ放つ。
 ドライスノーにより早乙女研究所は各機能を停止してしまい、特にゲッター線増幅炉は零下5度を下回ると機能を停止してしまうのだ。この状況にて早乙女博士はゲッターエネルギー実験室でドライスノーはゲッター線の熱エネルギーを照射すると分解する事を発見。この状況で早乙女博士はカタパルト内にて各ゲットマシンを連結させ、連結した2機により後ろ向きの状態で前に押されるポセイドン号のブースターの熱がドライスノーを溶かし出撃に成功。ゲッタードラゴンの放つドラゴンキックがメカ鉄丸鬼をドライスノーの上へ叩きつけて、機体は瞬時に凍結して粉々に砕けてしまった。勿論ゲットマシン3機の熱により研究所を覆うドライスノーも分解された。


奇妙な雪ドライスノーをどうやって破る?

 可もなく不可もなくな回。そう言えば去年もそんな作戦をやっていたなと思いましたが、こちらは作戦を破る方法をメインとしている為決して焼き直しの印象はありません。
 個人的には基地内でゲットマシンを連結させて後ろ向きに飛ばしたポセイドン号のブースターで雪を溶かす描写が良い感じですが、どんな熱にも溶けないはずのドライスノーが結局ゲッター線の熱エネルギーで溶けてしまった点は少々拍子抜け。


今回の突っ込み


今回のとあるカット。左のハヤトは分かりますが、右のハヤト……誰?まるでモブの悪役がハヤトのコスプレをしたような雰囲気ですが。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

剣一筋に生きてきたリョウの父・流竜作は大剣鬼によって一刀のもとに打ち倒された。怒りに燃えるリョウ。大剣鬼を追って白刃の剣が悪を切る!しかし、トリックによって真の敵を切る事が出来ない!!
次回ゲッターロボG「燃えろ!リョウの剣」にテレビ・スイッチ・オン!


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